Sustainability Manifesto

1.は製品が長い間愛されること、使用されることによってその価値が最大化されるとき、その製品はサステナブルであると言うことができると信じています。

ファッションにおける自己愛とは、自らを「少しでも好きになる」行為であり、服と着る者との間の遊戯性、ありのままの自信が、私たちの愛するファッションが世界にもたらす美しさの本質ではないでしょうか。

2. 私は「エコ」「リサイクル」素材を使用するときに、文字通りの意味を超えた深い思索を大切にします。

フェイクレザーや植物ベースのレザーが環境に優しいとされていますが、時間と共にその美しさを保てないことがあります。 いま最善とされる解決策が永遠の正解であるとは限らないかも知れないということを頭の片隅に置いて、私は素材に向き合います。 KAKANのプロダクションにおいて最も重要なことはそのアイテムにとって適切な素材が選ばれ、適切な方法で生産され、何よりもそれを身につける人の気分を高めることです。

3. 私は自然から与えられているものを一方的に消費する立場から、それらと「共生していること」を理解し尊重する必要があると考えます。

サステナビリティとサーキュラーエコノミーにおいては、製品の素材や生産過程の全てを考慮し、自分自身の感動やときめきに耳を傾け、最終的な選択を下すことが肝要です。 それは感性であり、服を楽しむこと、そして、生きることそのものであると思います。