“FASHION” IN KAKAN

ファッションデザインとは 現状に疑問を投げかけ、未来を切り開く力があると私は信じています。

かつて喪服の色とされていた黒はスタイルになりました。それは川久保玲が「黒」の魅力を再発見することで私たちに見せてくれた未来です。

当たり前のように女性がメンズウェアを着ること。それ以上にファッションがセクシュアリティに捉われないものになったこと。それはシャネルが美しさの定義を覆す未来を提案し、デザインをしたからではないでしょうか。

100年前には想像できなかったことが今では当たり前になっています。
それは時代が変わったからではなく、時代を変えた人たちがいたからです。
いま人々は持続可能性を模索し、遥か100年後の未来を想像するようになっています。
ファッションもまた常に先を見据え、そこを目指すべきです。

デザイナーは社会に対して勇敢で革新的であるべきであり、私のビジョンは2124年に「普通」として受け入れられるものを企画しデザインすることです。